一般財団法人地域創造 市町村立美術館活性化事業について

ご挨拶

平成29・30年度市町村立美術館活性化事業第18回共同巡回展として、「絵画で国立公園めぐり―巨匠が描いた日本の自然―」が開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
一般財団法人地域創造は、「文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくり」を目指し、公立文化施設の活性化を支援する事業、地方公共団体が行う文化・芸術活動への助成、地域伝統芸能の保存、地域の人材の育成、調査研究など、幅広い事業に取り組んでいます。
市町村立美術館活性化事業は、複数の市町村立美術館が共同で実行委員会を結成し、共同巡回展の準備から開催までを自主的に行うもので、地域創造では、作品を所蔵する公立美術館に、出品協力および実行委員会に対する企画内容の具体化における助言等をお願いすると共に、事業運営上の支援や助成等を行っております。本事業により、多くの地域の方々に多彩な美術作品を鑑賞していただく機会が増え、市町村立美術館の活動の活性化と、全国の公立美術館のコレクション活用の推進に繋がることを期待しております。
市町村立美術館活性化事業では、絵画、彫刻、工芸、写真など様々なジャンルの巡回展が開催され、近現代を中心とした造形芸術の多様な様相を、各地域でご紹介いただいてきました。今回は、昭和の洋画界を代表する画家たちが日本各地の国立公園の美しい風景を描いた珠玉の作品について、小杉放菴記念日光美術館のコレクションにより、ご紹介いただくことにしております。
今回の共同巡回展開催に当たり、企画へのご助言と共に貴重な作品をご出品くださいました小杉放菴記念日光美術館をはじめ、ご尽力を賜りました関係各位に厚く御礼申し上げますと共に、本展の成功を心より祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

一般財団法人地域創造
理事長 板倉 敏和

市町村立美術館活性化事業について

市町村立美術館活性化事業は、複数の市町村立美術館が公立美術館の優れたコレクションを活用して共同で行う巡回展を支援する、一般財団法人地域創造の事業です。一般財団法人地域創造が提案する企画に対して全国から参加館を募り、準備年度と開催年度の2か年にわたって、助成やアドバイザーの派遣など実施に向けた総合的な支援を行っています。これまでの18回の共同巡回展に、のべ68館が参加しています。
現在、400館を超える市町村立美術館がありますが、その多くは予算や施設規模などの制約から所蔵作品の充実や大規模な展覧会が難しいといった悩みを抱えています。一方、都道府県や政令指定都市が設置した館をはじめ各地域の中核的な美術館においては、優れたコレクションを有しながら、その公開の機会が限られている場合も少なくありません。こうした状況を踏まえ、実施しているのが市町村立美術館活性化事業です。
さらにこの事業では、各地域の方々の鑑賞機会を拡充すると共に、巡回展実現に向けた一連のプロセスを通じて、参加館が企画制作のノウハウを獲得できることを目的にしています。また、美術館の連携を促進し、共同事業の可能性を広げることによる活性化、ひいては公立美術館を核とした文化・芸術による地域づくりを目指しています。

一般財団法人地域創造